たらこパスタ

ノロワのたらこパスタのレビュー・感想・評価

ノロワ(1976年製作の映画)
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単体では意味を連想しにくい体の動きの反復や組み合わせの順番が積み重なって、状況や関係性の印象がくっきり表れていく感じがしました!!その単体の動きと見えてくる状況の間の繋がりがかけ離れてればかけ離れてるほど、いわゆる化学反応を起こしている!という状況を観た時の気持ちになって快感でした!
前述した内容と似ていますが、おまじないや儀式とかのプロセスを話の設定からも感じる部分があってそこがマジカルさを感じました。単体では特定の意味が連想されにくい作業群が順序を持って行われた結果マジカルな出来事がひき起こされる、そしてそのルール(儀式のやり方)はごく少数のコミュニティしか知らない状態。人物たちはそれぞれ何かのルールに従って自由に見える行動をしているけどそのルールの詳細は観ている側には分からず結果が提示されるので儀式があったのでそうなるんだろうなという納得感と秘密に包まれた神秘性があって魅力的だった!
また、立ち位置やその場にいる劇伴演奏する人、空間自体のシンプルさ、それらは舞台を観ているようでした。
マジカルさと舞台のような印象が合わさった結果奇術を観ているような印象がとても強かったです!面白かった!
たらこパスタ

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