DVD発売を前に、インドの配信サイトで見ました。
なかなか面白かったです。ただし、DVD買うほどか、というと微妙かな?あと、この内容だったら思い切って日本語吹き替えもつけたら裾野が広がったのではないかと思う。
これ、どういう形なら見たいかというと、劇場上映ですね。ですので、もし契約が残っているのなら、繰り返し映画祭か限定上映頑張ってほしいです。近くに来れば見に行きます。
内容的には以前IFFJで上映して満員が出た『"ロミオ”ラージクマール』とコレオグラファーによるコレオグラファーのためのダンス映画シリーズ"ABCD:Anybody Can Dance"を足して2で割ってコメディー仕立てにした感じですかね。
劇中でナワーズッディーン・シッディーキーさん演じるギャングの親分が踊るダンスも『"ロミオ”ラージクマール』の最初のダンスでした。
元のダンスのリンク貼っておきます。
https://youtu.be/hXHoeO9o0ZE
これ、最初ナワさんのダンスがあまり上手くなくてぎこちないのかと思っていたら、布のあつかいを踊りにくいようにわざと変えてあるんですね(あるいはオリジナルと一緒だと危ないので持たせた可能性も)。 ダンスが拙い役ではない普通のナワさんのダンスシーン見たいです。それとは別に、同じダンス踊ってもスターの個性によって全然違う!
ちなみに、この映画は東京・大阪で自主上映された『マントー』とほぼ同時期の撮影で、ナワさんは文学者マントーとギャングの親分を同時期に演じ分けていたことになります。
タイガー・シュロフは私が見た映画の中では一番ハンサムに撮れていて、父親の超ナイスガイのジャッキーさんの面影が珍しくありました。
監督はタイガーのデビュー作と"Baaghi"シリーズの第一作を撮った人で、彼の良さを知り尽くしているようです。そういう意味ではファン必携かも。
でも、この映画で一番気に入ったのはロヒート・ロイさんの踊る最初のダンス。少し前に見た"Rangeela"とほぼ同時代ですが、この頃のダンスシーンの多い娯楽映画って本当に楽しいですね。
この映画も楽しかったです。
ヒロイン役の女優さんもダンスが溌剌として良かった。
(2021/10/6記 加筆修正)