シュークリムオ

マリグナント 狂暴な悪夢のシュークリムオのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
5.0
何が起こっているのか、次に何が起こるのか、目が離せなかった。そもそもこの映画が、クリーチャーものなのか、幻覚ものなのか、多重人格ものなのか、超能力ものなのか、何が答えなのか、最後まで見届けたい欲で埋まっていく頭…。カメラワーク、映像の演出がとにかくイイ。古典的なものがあったと思ったら、新時代のものに昇華してて、そのクリエイティブ魂がたまらん。そのおかげで現実と幻覚が混ざっていく演出は見事。後半の「屋根裏」の件からさらに映画は動き出す。なんとまぁ、見事な真相というか、これが納得できてしまう、そのパワー。流産したり動きが変な理由とかちゃんとあるのよ。クライマックスには「キングスマン」さながらの殺陣アクションが見られる、てんこ盛り具合。そして愛故に…いろいろなことが起きて終わる内容でった。いやはや、ジェームズ・ワン監督は映画作るの上手すぎるだろ。