カザミ

マリグナント 狂暴な悪夢のカザミのネタバレレビュー・内容・結末

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

面白かった。普通に王道ホラーだけど要素もりもり。家系ホラーからはじまりサイコホラーみもありモンスターパニック的でもある。
ネタバレを見ないほうが楽しめると思う。

個人的には序盤の二回目の殺人の辺りで関節が逆だということに気づいたので多分コレだなって仕掛けに気付いたのだが気付かなくて観たらそういうことかーとなっていたと思う。面白かった。
びっくりさせるような演出はあまりなく、正統派のホラー。
肉がズバリ出てくるのでグロいといえばそうだけれどもあんまり痛くも怖くもない感じのやつ。
とりあえず妹や警官とかのメインキャラが死ななかったのでハッピーエンドだし、姉妹愛は美しいのだがめちゃくちゃ凄惨な事件の犯人(体は)になっちゃったのでこの後無罪放免ともいかないし、同じようなことがあっていつ目覚めるかわからないのでいいとこ精神病院あたりエンドでは……というなんとなく不安な感じのエンドもいい。

姉妹愛の対比は兄妹?なんだか姉弟?なんだかわからないがガブリエルとの兄妹の対比なんだろうと思う。
相手を支配するしかできないものと本当の愛がぶつかったら真実の愛が勝つのは大変王道的。

カメラワークとか画面の作りとかがとても綺麗。
俯瞰で家のなかぶち抜いて走っているところを映したり、ライトの明かりがうつりこんで不穏な赤い窓になっていたり。そういう細かい演出がとても美しくてよかった。
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