祖母役のユン・ヨジョンの演技がすごかった。
ユン・ヨジョンの出ているリアリティ番組、「ユン食堂」および「ユンステイ」が好きでかなり見ている。しかし演技を見たことがなくて「韓国映画界のレジェンド」と言われてもピンときてなかった。この映画を見て初めてその凄みを認識した。
役どころ上、バラエティの雰囲気と前半はあまり変わりなく、このままバラエティのイメージを投影して見てしまったら嫌だなあと思ったがそんなの全然気にならなかった。見た目はそんなにバラエティの姿と変わらないと思うのだが、完全に役で見られた。
朝鮮戦争の爪痕という一般家庭ではどうしようもない現実の上で描かれる普遍的な家族の課題がメインストーリーで、それは直接心に痛かった。
作り込まれた画面はスクリーンで見る価値があったと思います。ストーリーが普遍的なところにフォーカスしているので配信で見たら全体の絵の気迫に気がつかなかったかもしれない。
追記:
韓国語のセリフがかなり多く、単語も簡単だったので韓国語と英語で9割方理解できて不思議体験だった。
客席も韓国語でウケててそのこと自体が面白かった。同胞のみなさんが多かったのか、韓流ファンが多かったのか？土地柄的には前者だったかな。
※ユン食堂はイ・ソジン、チョン・ユミ（ファイナルエクスプレス、82年生まれ、キムジヨン）、パク・ソジュン（梨泰院クラス）が出演。ユンステイはさらにチェ・ウシク（パラサイト）が加わったリアリティ番組。
