韓流ドラマ、K-popを見続けるにあたって日朝関係、日韓関係は避けて通れず、これらがテーマの映画や本はなるべく手に取るようにしている。
その一環でなんの気負いもなく見に行った。
このテーマは思想が合わないことも多いので、だめだったら途中で帰ろうくらいの感じだったのだが、力強い惠子さんの実行力に引き込まれてパンフレットまで買って帰ってきてしまった。
帰還事業で北朝鮮に渡った日本人妻。
ひとりひとりは個人であり、それが国家に翻弄される。
日本から姉に会いに行く惠子さんの思いも生涯いつにしてきたものではない。
「個人の思い」というものが政治になるうねりを作り出すのを見ている感じがした。
同じテーマ、同じ素材でテレビ放送もあったみたいですが、こうやって映画館で集中して静かな筆致で見るのがいいなと思いました。
