sayanuさんの映画レビュー・感想・評価

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ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。(2021年製作の映画)

3.5

韓流ドラマ、K-popを見続けるにあたって日朝関係、日韓関係は避けて通れず、これらがテーマの映画や本はなるべく手に取るようにしている。
その一環でなんの気負いもなく見に行った。
このテーマは思想が合わ
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.8

そんなに複雑なストーリーではないのだが、その分この物語が語りかけてくる在日朝鮮人の現状に心掴まれる。
祖国に引き裂かれる家族。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

絶望感。
過ちはだれかの死によってしか証明されないだろうか?

画面中がずっと強い。
切り取りたくなる構図がずっと続く、作り込まれた作品。

小屋に狩に行く歩く姿が、その時流れていたBritney S
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2gether THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.2

圧倒された。
知らない世界に放り込まれた感じ。
タイのイケメンポテンシャルがはんぱない。
ドラマ版を見ていないのでストーリーなどについてはノーコメント。

コロナの影響で日本が世界初公開になり、制作側
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彼女(2021年製作の映画)

1.3

日本恋愛映画をやりたかったんだろうか?
映像美がないし、演技の繊細さもない。話の内容の割にからっとした演出、大根演技なので感情の動きがすべて唐突に見えた。

ここまでひどい映画、久しぶりに見た。

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狼をさがして(2020年製作の映画)

-

韓国の監督が作った70年代の日本のテロのドキュメンタリーという前情報だけでふらっと見に行った。

知らない事件だった。
知れたことがこの映画を見ての良かったところ。

連帯をどう持つか?というトピック
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公を妹が「外の刺激を求める、勇敢なひと」だと言っていたのが印象的だった。外に出たはずなのに、結局同じ場所をめぐるこの生活の辛さはなんなんだろう。

全般的に孤独の苦しみを重く、重く感じてしまった。

AGANAI 地下鉄サリン事件と私(2020年製作の映画)

-

オウムの残滓は現実主義の成れの果てなんだなと思った。

ものすごくものすごいことを成し遂げている作品だ。
しかし被害者であり主演であり語り部となる制作者の論には同意しかねるのと、映像としては見るのに根
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

祖母役のユン・ヨジョンの演技がすごかった。

ユン・ヨジョンの出ているリアリティ番組、「ユン食堂」および「ユンステイ」が好きでかなり見ている。しかし演技を見たことがなくて「韓国映画界のレジェンド」と言
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

なにを今更?と思った。けれどこれを映像化して、共有できる体験とすることにこそ意味があるのだろう。

小説よりも「あるある」度が増していた。つまりより普遍的な表現になっているのだと思う。門脇麦の表現はね
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.0

『推し、燃ゆ』の映画バージョンを期待していったらそこまで狂った世界観ではなかった。
友情もの。
松坂桃李がキモオタと同じことしかしてないのにキモく見えないのすごい。仲間たち含めて全体的に浄化フィルター
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.2

歴史の語り方。

大きな資本(CJエンターテイメント)がこれを作って、配給していること自体に映画の意義を感じる。
1987年はソウルオリンピックの前年。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.8

これは大人はネタバレされる前に見るべき映画。

あらすじはなんでもないどこにでもある恋愛ストーリーですが、挟み込まれる小ネタの嵐がすごい。菅田将暉目当てに見る若年層にはわからないだろう小ネタの嵐。
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シャドー・ディール 武器ビジネスの闇(2016年製作の映画)

3.5

もっと淡々としたドキュメンタリーかと思ってたが情に訴える部分が多かった。
戦争ビジネスがなぜ終わらせられないのか。政治的、宗教的対立構造から現状を描いていく。中東の課題が中心。オバマの否定の部分が普段
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.6

ヤクザものなら新宿で見るでしょ、と短絡的な理由で新宿で鑑賞。
観賞後の最初の感想は「『パラサイト』みたい」。

前半はこれまでのヤクザ映画を煮詰めたみたいな昭和ヤクザ概論、後半の磯村がかわいらしさと現
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.0

映画館で見るに得るものの多い映像の作り込みだった。
ストーリーのほうは、映画だけでは理解しづらいものであった。
史実を再履修してトライかな。

分断の歴史 朝鮮半島100年の記憶(2019年製作の映画)

-

南北朝鮮の歴史を日本統治くらいから南北のインタビューと資料映像をもとに作った映像。フランス制作なのでフランス語だと思って見に行ったら英語だった。

南北統一は可能なのかというテーマについて分断から20
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.0

「フランス」を楽しんだ感じ。中年の再出発がたんたんとおしゃれに描かれる。
映画館に篭りたかったので大きなことが起こらない映画なのがよかった。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.8

1つ1つの映像もストーリーも濃厚で途中止めたり戻ったり、あらすじ検索したり歴史を検索したりしながらみました。
南北ものでは珍しく、アクションがあまりないですがその分緊張感のある駆け引きが続き、その点に
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鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

3.5

愛の不時着を見た今、北朝鮮絡みのストーリーは不時着との比較で考えてしまう。
軍事・政治としての南北問題の骨子をアクションで覆っていて緊張感が大変面白かったです。細かい家族の配置が感情を描き出していてよ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

2.7

【あなたの辛さと私の辛さは違う。】

「82年生まれ、キム・ジヨン」は小説は現状認識としてとても共感するけれど、閉塞感が残った。映画はもっと後退した描写の印象。小説にはなかった病名をつけたことにも納得
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.5

なんとなく知ってはいたけれど、いまいちわかってなかった1997年の通貨危機。なぜIMF通貨危機と呼ばれるのかわかった。
政府、中央銀行、末端の企業、と手近に話が纏まっていた。
主人公の女性として尊重さ
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

Crazy RichのAwkwafinaがすごく好きだったので、彼女主演ということで前情報なしで見に行きました。

Awkwafina、よかった!!
アメリカの文化最高って言われてその価値観で育って生
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく早めに見たくて初日鑑賞。

見ながらずっと年間クズ大賞はこれだ、と思ってました。久しぶりにここまでクズといえる主人公を見た。「寝ても覚めても」を見たときの感じに近い。日常はすすむけど、結論に
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BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(2020年製作の映画)

3.5

2019年のワールドツアーを中心に、コンサート映像とメンバーインタビューで綴ったドキュメンタリー。
メンバーの関係性なんかはYouTubeで確認してくださいというスタンスだが、今をときめく世界的なアイ
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.7

普段絶対に見ないジャンルですが、パク・ソジュン主演ということでのこのこと初日に行ってきました。
ストーリーはないに等しいですが、美術がすごい、演技がすごい、アクションがすごい。ツッコミどころはたくさん
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