Chunkie

あの頃。のChunkieのネタバレレビュー・内容・結末

あの頃。(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

 自分もドルオタだった時期があるので(自分の場合はAKB)、予告を見て少しだけ懐かしい記憶が蘇り、久々に試写での鑑賞。

 今作に出てくるホモソーシャル感強めハロオタ集団“恋愛研究会”。キツい。ただ、あの感じが高校の頃一緒に握手会行ってた連中と微妙に重なったりもして、若干エモくなったりもした。

 やはり描かずにいられない仲野演じるコズミン。今作のもう一人の主役でもあるけれど、とにかく最低でクソ。何度も「うっわ.....」と思いながらも、最期に音楽プレイヤーで恋ING流してもらうのを見ると、やはり嫌いになれない。

 握手会のあの緊張感もなかなか懐かしい。前の人がまだ握手しているなか、何話そうか緊張して頭真っ白になってしまうあの感じ。毎回そうなるよねやっぱ、という。
 少々自分語りになってしまうけれど、ドルオタ卒業するときに、有り金を全部握手券に突っ込んで5分間あまり推しと喋れなかったことがフラッシュバックして席で悶絶しそうになった。それに比べれば劔くんはきちんと思いの丈を端的に言えてて羨ましくもなった。

 何かを好きでいる、またいた人。特に“推し”がいたとこがある人ならばこの映画、おそらく刺さると思う。
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