トシオ88

キャット・ピープルのトシオ88のレビュー・感想・評価

キャット・ピープル(1981年製作の映画)
3.8
監督ポール・シュレイダー、主演ナスターシャ・キンスキー、マルコム・マクダウェル😃、音楽ジョルジオ・モロダー、そして主題曲デビッド・ボウイ!80年代の映画として、ほぼ最強のメンバーかもしれない。主題曲を、出火吐暴威(デビッド・ボウイ)が歌っているとは知らなかった…😨

映画の内容も耽美的な幻想譚と思いきや、冒頭の砂漠のシーンを除くと、なかなかに盛り沢山な娯楽作品として楽しめた。粗筋は1940年代のオリジナルを現代風にリメイクしているが、やはりマルコムとナスターシャの2人の個性が際立っている。兎に角怪しい雰囲気のマルコム・マクダウェル、そして清楚でありながら、その美貌で男を魅了してやまないナスターシャ・キンスキー🥰

特にナスターシャ・キンスキーの体当たりと言うには余りにも官能的な脱ぎっぷりは凄い。シュレイダー監督の談話を聞くと「制作中から男と女の関係になるのは必然だった」😆などと仰っている。その後も数えきれない男たちとの甘い遍歴を重ねていくナスターシャの魅力に抗するのは、男としては中々大変な事のように思うっス。

本作は動物園のセット🐘とかも豪華、そしてジョン・ベイリー 撮影監督の流麗なカメラショットも楽しめる。そして時々ぶち込まれる血塗れ🩸シーンでは、今のCG全盛とは全く違う80年代のSFXのテクニックを堪能できた。もしかして時に娯楽系に針がぶれるのは制作総指揮にジェリー・ブラッカイマーが携わっている所為かもしれない😆。
裏話として黒豹の調教が大変で、ピューマの体毛を黒く染めて黒豹に仕立てたなど、今ではコンプラ上NGなことも結構やっている本作。主演2人の演技と黒豹🐈‍⬛大活躍、そして80年代バリバリのモロダーとボウイの音楽も楽しめる良作でした😃🎬
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