Amazonプライム作品『明日への地図を探して』に内容が似ていると聴き、ずっと気になっていた作品。
内容はかなり下品と言うことで、どんな仕上がりになっているのだろうかと、期待と不安が入り混じる中、鑑賞。
■感想
①下品だけど心に刺さる
Amazonプライムの映画「明日への地図を探して」に似ていると聞いたが、かなりお下品。
めちゃくちゃ下ネタが多く、ドラッグを使用するシーンがあり、誰かと観ると気まずくなることは間違いなし。
けれども、心に刺さるセリフや印象的なシーンが意外にも多い。
特に印象的だったのが、ナイルズとサラが出会いタイムループを繰り返すシーン。
最初は同じ日を繰り返すことにうんざりした表情のナイルズとサラだが、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、1日の始まりの時の表情に変化が現れるように。
本当に自分が好きなものと出会うことは、人をこんなにも変えることができるのかと幸せな気持ちになれた。
②自分が同じ立場ならどうするのか
タイムループをして同じ日を繰り返し過ごす。
ナイルズやサラのように、自分の身に同じことが起きたら、「自分ならどう行動するのか」そんなことを考えさせられた。
毎日ハッピーに過ごしているなら何とかして抜け出そうとするけど、現実が苦しければ毎日同じ日を過ごすことに逃げるだろうなぁ〜と実際のところ思ってしまった。
そんな現実の恐怖に対して、この作品ではどう対処すれば良いのか、ヒントを示してくれていた。
映画のようにハッピーエンド！とは行かないが、そのヒントからは現実から逃げずに生きることの勇気をもらえた。
②幸せとは何か
J・K・シモンズの「自分の幸せを見つけ出せ」。
そのセリフを聞いて、自分にとっての幸せとは何かを考えてしまった。
この言葉は、同じ日をループし、自分の幸せが分からなくなったナイルズに向けられたセリフ。
ナイルズと同じ状況ではなくても、平凡とした日常を過ごしていると同じ感覚になることが多々ある。
しかし、実際には自分の大切なものは、すぐ近くにあるとこの映画を見て気付かされた。
平凡とした日常にも小さな幸せはあるので、その幸せを大事にしないと！と感じることができた
■まとめ
評判通り、下品で話の設定に無理矢理感があるけど、人生観を見直すきっかけを与えてくれたので、観て良かった！
心に響くセリフやシーンもたくさんあり、色んな人におすすめしたい作品。(けど、家族と見るのはお勧めしません。絶対に。)
気になった方は是非鑑賞を～
