重い。救いようがないです、ずっと。
でも、こういう救いようのない子育てをしている人が社会の片隅にいるのだろうなと、そういう人たちを社会は救っていかなければいけないのだろうなと思う。
私の友人にも子供を2人産むだけ生んで育てられず、お金がない、食べ物がない、助けてと言ってくる人がいた。最終的に子供2人は乳児院に連れて行かれたから悲劇にはならなかったけど放っておかれればこの映画のようになるのかも。
でも思うんだけど(この映画もそうだけど)
愛し方がおかしいだけで母親は子供を溺愛している。子供も。育てられないからと堕すわけでもないしね。それは精神の病なのか？教育なのか？子供の愛し方なんて誰も教えてくれない。だからこそ秋子の「私の子供なんだからどう育てようと勝手」という言葉が最後まで引っかかった。
だんだん壊れていく母親役の演技、長澤まさみが？って思ったけど胸に迫るものがあった。押し殺した周平役も良かった。なんだろう？一生懸命やってるのに何がいけないの？という声が聞こえてくる気がした。人間として最低なのにね…
