clipしてある中から適当に選択したのですが、クリスマスイブに観る映画じゃないな笑。
いつも鑑賞前にサラッとフォロワーさんのレビュー見るのですが、本作はあまりにも重いレビューばかりで「少しでも精神状態が安定していない時は観ない方がいい」などのコメントも。
決して精神が安定していた訳では無いけどそんな事言うといつ観られるかわからないので目についた今日鑑賞開始。…やっぱり皆さんのレビューは本当でした。キツい。
でも、映画としては凄く刺さる作品でした。主人公である秋子ももうちょっと生き方あったやろ、と思うけど、この人はそういう風にしか生きられない人やってんやろなぁ。
そんな母親、秋子の元に育った息子の周平。どんなに酷い事されても言われても彼は終始母親の事を好きでいる。これは母親の呪縛から逃れられていないのか、とも思うが、それが母と子の絆とも言える。お腹を痛め産んだ時点で父親には無い絆。
秋子はクソ親で、男も作るが、自分一人で出て行こうとまでにはなっていない、決して放置はしていないのだ。クソ親には違いないのだが、それが秋子の業なのかも知れない。
親子、母と子という関係について考えさせられる作品、しかも実話に基づく話というだけで哀しすぎ。
観た時の精神状態が落ち着いていた訳では無いけど心に染みる作品でした。
しかし長澤まさみ、綺麗な女優さんやけど、ここまでクソなヤツを演じるなんてさすが。これ、長澤まさみがやってたから観るに耐えられたのかも。