この母親に愛情があったなら
この息子に愛情が無かったら
こんな事は起こっていない
この年齢で覚えてしまった諦めと彼なりの責任感。
たまらなかった。
少年院での彼の言葉が切なくて涙が止まらなかった。
どうしてこんなに素直なのだろう
どうしてこんなに優しいんだろう。
人の心を持たない母親と出来過ぎな息子。
この相性が悲劇を招く。
大森監督らしい観る側への容赦の無さ
相性はあると思いますが、たくさんの方に観ていただきたい作品でした。
クズは出てくる。
母親·秋子やホスト男への嫌悪感で苦しくなる方も多いと思う。
でも胸糞だけでは無い、少年の成長と周囲の優しい人達。
心を揺さぶられました。
ある監督が仰った
「言葉をあげられない人の言葉に耳を傾けて下さい」
殺人まで起こさなくても追い詰められ、洗脳されている子供達はいる。
気づいて踏み込む事の出来る人が増えますように。
周平役の俳優さんの大袈裟ではない、素晴らしい沁みる演技で感情が入り込みました。
もっとこの方の作品に触れたい。
観てよかった