カンパッチー

ホース・ガールのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ホース・ガール(2020年製作の映画)
3.3
ラストのオチ以外はおおむね面白いというかアリソン・ブリーの家族のほぼ実体験としてみても興味深い映画でした。映画と同じで彼女の祖母は総合失調症で、母親はうつ病だったそうで(今は回復したそうです)彼女もなかなか自分のキャリアが上がらないことや色んなことでこのような症状になってしまったことがあったそうで。それを踏まえて見てみると面白いと思います。

前半こそコミュ障だけど健気で良い子で煉獄のドラマと昔の自分の乗っていた馬にすごく固執して、助言したりしてオーナーや女の子にウザがられたりするだけで普通にダレンとの恋を応援したい子だったのにデートの墓場のところの総合失調症が発症したぐらいから、どこまでが本当で妄想なのかわからなくなり、もちろんクローンやエイリアン云々は彼女の妄想とわかりますし、ロンも存在したのだろうと思いますが、果たして病院で隣にいた女性は本当に存在したのかな?彼女の都合のいい妄想なのかな?
周りの人がすごく良い人たちなので余計に彼女の総合失調症が辛いというか精神がどんどん壊れていく彼女が観ていて本当に辛い作品でした。