"私はそのために生まれてきたのだ"
ギレルモ・デル・トロらしい不穏で退廃的な世界観と魅力的なキャラクターばかりで苦にならない予測不能の150分。
描くのはブラットリー・クーパー演じるスタンの栄光と挫折。
前半は流浪人がカーニバルに出会い自身を確立していく。
寡黙な男が読心術を学び、ある成果を得たことで自身に心酔していく。
後半は共犯をも行っていき因果応報な結末へ導かれていく。
私は後半の予測不可能な展開が好きだったな。
自分の運命を受け入れたスタンの最後の表情と、すべてが繋がった辛辣かつ切れ味のいいエンディングにはゾクっとした。
67本目