"どんでん返し映画の傑作"として入江監督が推薦していたので、DVDで。
初ビリーワイルダー作品鑑賞です。
本編終了後に"結末は誰にも言わないで下さい"と念押しされるまでもなく
溜息がでるくらい素晴らしくうまくできた"どんでん返し"が複数回あるところが一番の魅力ではあります。
でも、登場人物描写の見事さや
法廷という限られた空間でのやり取りで引っ張っていく演出力にも唸らされます。
ひとこと、すべてが豊かな作品なんです。
50年前の作品なのに、たいくつする暇なんかない二時間。
殺害された女の名はエミリー。
美しくミステリアスで底が見えない妻。
殺人の疑いをかけられるのは、女性を惹きつけるチャームに溢れた夫。
と、くれば
これは昨年末のあの映画にも似た構図ですね。