はやと

ファーザーのはやとのネタバレレビュー・内容・結末

ファーザー(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

点数的な評価はムズイので空欄で(クオリティは高いので4.0前後相当)

認知症目線で描かれた体験型映画。下手なサスペンスよりよっぽどしんどい。

認知症目線ということで論理的に説明するのは不可能なので、状況からこんなことかなと整理。

老人ホームに入居済み。
記憶が飛ぶせいで自分が昔の家に住んでると勘違いしがち。
作中に本物のローラは登場せず、ルーシーまたはキャサリンをローラとして投影。

老人ホームのスタッフは入居後でないと知り合いようがないので、作中の大半が過去か記憶が混濁してるかのどちらかかなと。

印象的に「青」が使われていて、これも結構計算されてるんだろうけど、初見じゃ意味を見切れなかった。

ビビッドで人工的な青と比較的自然な青の2種類があるので、たぶんその辺で分けられるはず。

老人ホームの中にはそんなに強烈な青はなかったはずなので、たぶんビビッドな青が出てる時は十中八九記憶が混濁してるってことなんだろうなと。(鮮烈なものほど記憶に残る)

劇中でやたらと「英語も喋れないフランス人」と言われていたけど、監督がフランス人と知って笑っちゃった。なにか小さい時に英語の勉強でもしてバカにされたんだろうか(わかりみが深い)

キャッチコピーに「感動作」と書かれてるの、やっぱりやっつけ感というか広告詐欺なのでやめてほしい。。。
オリジナルポスターの一つも同じ画像を使ってるとはいえ、不穏な様子のものもあるから感動推しは違うでしょ。。
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