BGMのセンスが最初から最後までおかしい。
柄本明のダッシュに追いつけない警官、小1の50m走並でめちゃくちゃ笑っちゃった。
内容だけど、正直イマイチ。
全体を通して、観客に安楽死賛成と言わせぬ雰囲気が立ち込めていて、表現物としての窮屈さを感じる。
そして何よりドクターデスを、殺人を愉悦とする快楽殺人鬼のように描いてしまったことはいただけない。(映画最後半に、快楽ではなく己の信条に拠って安楽死を実行していたと思わせるシーンはあるものの、あれだけでは不十分である)
この一連の事件が、結局は狂人の仕業でした、チャンチャン。で終わってしまっては、この重いテーマを扱った意味が半減してしまうように思う。良い言い方をすれば、映画をライトに。悪い言い方をすれば、観客から結局は目を背けさせた。ということになってしまわないだろうか。
北川景子は下手だった。
