コーディー

グリーンランドー地球最後の2日間ーのコーディーのレビュー・感想・評価

3.8
地球を滅亡へと導く直径14kmの彗星衝突まで後2日。政府選抜によりシェルター行きに選ばれたジョンとその家族だったが、秩序の崩壊や混乱が彼らの生存への道を阻む…
さすがのバトラーも成す術なく、この現実の前では弱き者。だからちゃんと絶望があり面白い!

いかにもディザスターな展開もあるけどw生存と絶滅の狭間で露骨に表れる様々な人間性、心理的な部分を丁寧に描いてるのでこの手の映画にしては人間に説得力がある。
また分かり易い悪役が出てきたりも無く多面的なケースで混乱した世界を捉えてる。バトラー以上に妻アリソンが奔走するのも緊迫を煽る!

自己保存の本能が剥き出しになる者や絶望に置かれても他者を想う者など、たった2日間に人間の本質が詰まった様な世界、〝自分ならどうする?〟も考えちゃう。
息子ネイサンの糖尿病が全編にわたって制約を生んだたりと、やや強引さもあるけどw最後まで全く飽きなかった。スコット・グレンも良い!

てか仲の良い隣人家族はシェルター行きに選ばれないとか、『ディープ・インパクト』思い出したな。
辛いわ〜