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泣きたい私は猫をかぶるのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)
3.0
夏と猫と恋とファンタジー。

ヒロインのムゲは中学2年生、片想い中の日之出君はクラスメート、完璧に面倒くさがられているのに毎日堪えることなく絡みにいく、メンタル強めなのか単に鈍いのか……あ、だから無限大謎人間でムゲなのかw
あるお祭りの夜、ヘンテコな場所に迷い込み猫屋という太ましい猫から、猫になれる仮面をある条件付きでもらう。
それ以来、ムゲは白猫の姿で日之出君の自宅を訪れる日々の中、彼が抱える問題も気がついてゆく。

ムゲが何故日之出君が好きになった理由が分からないまま話が進むので彼女の突飛な行動の原動力がよくわからない。

表面は変わった女の子だけど、彼女なりにいろいろ考えていたらしいというのは途中で明かされるものの、それでも恋したきっかけは不明なままなので、君のそのモチベーションはどこから……笑

家庭の事情だったり、親への不信感だったり、進学問題だったりと、10代が突き当たる壁は用意されており、それを超えることでひとつ成長を(情緒的にも)促す流れであることは分かる。
それとも優しい大人と理解ある友人がいる、それがどれだけ幸せなことなのか気がつけよ若者!って話なのかな……もしかして。
知らんけど 笑

個人的には、ムゲちゃんの親友のヨリちゃんに高ポイントをあげたい。