ゴリアテの憂鬱

アシスタントのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

アシスタント(2019年製作の映画)
3.6
憧れの世界で働く新人アシスタントの過酷な環境を、ある一日に密着したような作りで問題提起した作品。

働き方、セクハラ、パワハラ、モラハラetc…
現代における社会問題が詰め込まれています。

さすがにこの映画のような職場の環境はダメだし良くないと思いますが、個人的にはその一方で、自分がやりたい仕事をするということは一般的な会社員やOLの基準よりはハードに働き、なぜ自分がここまでしなければいけないんだ?と思うようなしんどい仕事もある程度覚悟しておかないといけないとも思います。

僕は現在、自分のやりたい仕事をして日々過ごせています。
ですが今の仕事をし始めた当初は、この映画の主人公と比べてもその環境は大きくは変わらなかったかも知れません。
それらの日々に耐えて、学んだからこそ、ハードなのは変わらないけど、幸せな今があるのも事実です。

だから、まだ若い皆さん、大変なこともあるとは思いますが、それに耐えれる方はその環境で成長してください。

立派な竹には、強いフシがあります。

確か、松下幸之助の言葉だったと思います。