DelayMan

ザ・バンド かつて僕らは兄弟だったのDelayManのレビュー・感想・評価

3.5
アメリカの伝説的バンドTHE BANDのドキュメンタリー

バンドの中心人物ロビーロバートソンの語りを元にバンドの歴史を紐解いていく内容

ロニーホーキンスのバックバンドとして後のTHE BANDのメンバーを揃え、ボブディランのバックバンドを勤めたことが運命を変える
ディランの勧めでウッドストックに携えたピンク色の住居兼スタジオで名盤ミュージックフロムビックピンクを作り上げて一躍名が広がる

このアルバムが68年ということを考えると当時サイケ全盛の時代にカントリーやブルースやルーツミュージックのアルバムは異色だったと思うが、クラプトンがCreamを解散するキッカケになったとコメントした通りリアルタイムの衝撃はかなりのものだったと思う

バンド絶頂期でドラッグに溺れるメンバーが出てしまい、その後バンドは崩壊
関係の深いミュージシャンを集めたラストライブLAST WALTZの映像作品も観てみたいなと思った

ロビーのみの目線で語られておりフェアではないという意見もあるようだが、ドラッグ全盛の時期に音楽と家族を大切にしてクリーンな状態でここまで名声を手に入れたミュージシャンがいることにも驚いた

ボブディランの若い時代のルックスがカッコ良すぎるし、ロビーの奥さんの若い頃のルックスも綺麗すぎた
あと飲酒運転して事故ったメンバーを迎えに行くときに事故るのは笑った

今現在フォークやカントリーを取り入れ最前線で活躍するバンドはたくさんいるが、その根っこにいるであろうTHE BANDはもっと評価されていいバンドのはずだ
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