バリカタ

RUN/ランのバリカタのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
4.0
あー、面白かったー!
大体最初の方で何がおかしいのか?は
気がつきます。しかし、謎解きストーリーでは
ございませんからノー問題。
どれだけハラハラヒリヒリさせてもらえるか?
ですよね。

で、何か書こうと思うとネタバレになりますから、
劇中の描写については書かないよう気をつけて
感想です。

ヒタヒタと忍び寄る怖さと、絶望感を何度も
味わえるこの物語の設定はかなり秀逸です。
ハラハラと「あーーだめだーーー!」を繰り返しながら
何かがおかしい、ん?おかしい・・・
変だなー、変だなぁー、と感じている違和感が
えー!なクライマックスを見させてくれます。
本当によくできている設定です。
血がどばー!首がちょーん!みたいなシーンが
なんにもないのに、残酷、非道ですよ

そして、怖いだけじゃなくって、あぁ書けませんが
「抗い」がアガるんですね。
もうね、ワシントン大学サマサマです。
おー!おー!な連続で全く息つく間もなく、
面白さがどんどん加速していく作品では
ないでしょうか?
結構派手なことしているけど閉鎖的な展開と
ラストカットのエピソードはもう一捻り
欲しかったなぁ・・。ありきたりじゃないかな?

けど、秀作ですよ。
なんでこんなに上映館少ないんだろ?
不思議です。