TIFF2020で見たかったけど時間合わずに断念した作品。観たかったんです、凄く。
圧倒的な熱量と疾走感で一気に観せてくれる一本です。
大人になって、、、いや、なりきれないからこそ、
「あぁ、あの頃は、、、」
なんて思い起こし、
「うん、やれるんじゃねーかな?」
なんて思ったりして、また凹んだりして。
何者になるかわからず、
何者にもなれる可能性があり、
何かわからない無敵感。
やれないことをやればいーじゃんって、、、
簡単に言うなよ。
今はそう返しちゃう。
返したくない気持ちはフツフツと心の
奥にあるけど。
そんなことを当たり前のように言えちゃうなんて、憧れるよ。
芯がぶれてないことに。
だから、立ち戻りたくなるし、あの頃の気持ちに戻りたくなる。
そんな過ぎ去った時間を青春というのなら
佐々木は青春なんだろな。
この映画のコピーに偽りなし。
こんな青春映画見たことない。
苦くて、胸がきつくて、元気でる。
作品として、物語の組み立てはよくできていると思います。芝居やセリフに帰着させるなんてなかなか。
役者さん達も素晴らしいです。
また、佐々木の人物像をしっかり描いているからこそ、厚いストーリーになっていると思います。説得力あります。
そしてラスト、いい。
これだから映画、好きなんだな。
そんなラスト。
俺たちは佐々木を求め、佐々木に
背中を押されているんだ。
喜怒哀楽をぎゅーとつめこんでね。
必見。