ケニアで暮らすゴゴは94歳にして、ひ孫と一緒に小学校に通い始めた新米生徒。
家の手伝いや望まない妊娠で、学校に行きたくてもいけない女性は世界にたくさんいる。
ゴゴ自身がそうだった様に、そんな思いをしている多くの女性の力になればと、日夜勉学に励み、たくさんの女性が学校に通える環境作りを目指す。
そんなゴゴに勇気をもらえる。
本作は、視覚や聴力の衰えと闘いながら、卒業試験に合格するべく奮闘する、ゴゴことプリシラ・ステナイさんを追ったドキュメンタリー。
疲れたらお茶したり、子どもたちに昔話を聞かせたり、おばあちゃんらしい可愛い一面もありつつ、机に向かう姿は94歳とは思えないほど若く、勉強への熱意にあふれていた。
「時代が変わって、勉強できるチャンスがあるなら、今からだって学びたい！」というゴゴと友達のおばあちゃんの会話に胸を打たれた。
最後にそのお友達のおばあちゃんが、クラスメイトの子供たちに、はにかみながら挨拶する姿がまた…！
ただ、豊かな自然や猛獣の鳴き声、真剣に勉強するゴゴの姿は間違いなく本物なのに、ドキュメンタリーにしてはどこかセリフ的に聞こえてしまったのがちょっと残念。
