課長とヒロシ

ザ・コールの課長とヒロシのレビュー・感想・評価

ザ・コール(2020年製作の映画)
3.6
ヒロシ(以下ヒ):「シネマンション」で、あんこさんがオススメしていた作品。『7番房の奇跡』、『生きている』のパク・シネさんと、『バーニング』のチョン・ジョンソさん出演によるサイコスリラー。Netflix限定配信です

課長(以下課):2011年のイギリス映画『恐怖ノ黒電話』のリメイクで、同じ場所の過去と現在が一本の電話で繋がるんだが、過去にいる奴がサイコパスで、殺人を起こすことで未来を書き換えようとするという、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のスリラー版みたいな話だな

ヒ:ストーリーも面白いんですが、韓国らしい人間の狂気と深い闇を全面に押し出した演出に戦慄を覚えます。俳優もパク・シネさんはもちろんですが、今回はチョン・ジョンソさんの振り切った演技が怖すぎました!(笑)

課:人間の嫌な側面、きょーとい(恐ろしい)側面をこれでもかとぶっ込んでくるのが特徴的だな。欧米のラース・フォン・トリアーやアリ・アスターみたいにじわじわくる感じではなくて、より直接くる感じだ。

ヒ:ですね。自己主張が強い感じといいますか(笑)

課:そうだなー、例えば激辛餃子で言えば、デスソースを餡に混ぜて見えなくするのが欧米、デスソースを表面にヒタヒタにかけてくるのが韓国だな

ヒ:なんすか、それ!(笑笑) まあ、ある意味韓国映画としての期待を裏切らない展開になってます!胸糞展開も含めて、その手の映画がお好きな人にはぜひ!

ストーリー 3
キャラクター5
世界観   3
演出・演技 4
音楽    3
パク・シネは上白石萌音に似ている度88
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