こやち

水を抱く女のこやちのレビュー・感想・評価

水を抱く女(2020年製作の映画)
3.4
「愛する男が裏切ったとき、その男は命を奪われ、 ウンディーネは水に還らなければならない」

ギリシャ神話の水の精霊をモチーフに、現代のドイツ・ベルリンで生きるウンディーヌのお話。

親切な説明が無いので作品を眺めてるだけだと日本人には?な流れもあるけれど、欧米人なら何処か心に染み付いた説話なのかもしれない。アンデルセンの人魚姫的なお話ですね。日本では雪女とかツルの恩返しとかで考えると、精霊的なものは何かとルールを背負って人間界と関わっている様ですね。
あの元カレが浮気したのに野放しのままでどうなの。新カレが潜水士でお水系だっていうのがやっぱり運命の恋で、元カレなんて運命的には問題外だったのかと思ってたら、きちんと落し前が。精霊ってやっぱり怖いわ。

ウンディーヌのお仕事のベルリンの街のガイドの時間がやたらと長い。ベルリンが元は沼地でそこで生きていく事を願っていたからなのでしょうか。


ステイン・アライブは日本ではアンパンマンがいいとかドラえもんがいいとか言われてます。ためしてガッテンではプリプリのダイヤモンドでしたね。
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