ピポサル

DAU. ナターシャのピポサルのレビュー・感想・評価

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)
2.0
(あまりにもつまらなくて下書きのままだった)

煽り予告にやられた。スケールのデカい作品かと思いきやナターシャと周辺の会話劇、舞台もカフェと住居、あとじめっとした監獄のみ、とてもミニマルな作品。別にそれ自体は全く問題はないんだけど会話劇といってもひたすら酒を飲ませあう大学生ノリの飲み会と中年のセックス、そして100分くらい経ってからようやく出てくるやりたい放題の悍ましい尋問。
まずプロジェクトがあって、あえて個の生活を生々しく切り出すことでソ連全体主義の異様さをジワジワと醸しているのはわかる。最後の方にちょっとだけある外を歩くシーン、夜で暗くて見づらいけど広大な空間にほとんど人がいないのは恐怖を感じる。
が......つまらないものはつまらない。ひたすら飲んで喧嘩しての繰り返しなので......
こういうのを実験的というのか何と言うのかよくわからないけど、評価できるほど自分は成熟していないのかも。DAUシリーズ他にもあるみたいけどWikipediaでいいです。
ピポサル

ピポサル