現代人がもはや手放せなくなった客観視の目線が終始空気に漂ってる感じ。
成田凌がキモすぎてかなり可愛い。
あの笑い方は天才的。
ンクッ、クッ、クッ、ンフックッみたいなの笑。なんであんな笑い方思いつくんだろう肩の上がり方もキモいよ。最高。
清原果那ちゃんの『もったいないね！！』って言い方が凄い好きだった。マウント取ってる事にも己で気付いてない図々しさが清々しくて可愛い。表情も素晴らしく絶妙な声の張り方だと思う。
まともってなんだろうという話。
テーマは非常に真面目で多様性が叫ばれる現代にいわゆる『旬』な話だけど、それを変人塾講師とおマセな女子高生のチグハグ会話劇としてコメディに仕立て上げたのが素晴らしい。
2人の会話ずっと楽しくて好き。
2人が遭遇する『普通』の理想形、対象になるキャラクターを含めて4人で基本物語が回ってるのも削ぎ落とされてて分かりやすい。女子高生か、女子大生か、それが問題だっていう世界一下らないハムレットみたいな小泉孝太郎の悩みはマジで異常だけど、割と世の男性は真剣にそれで悩みがちだと思うのでこの世間こそが異常なんじゃない？と思わせる絶妙なラインのモチーフ使いが見事。
作中で1番好感度の低い小泉光太郎の役割が最後の講演会でシラフに戻ったかのように本作のテーマを直接的に言語化するのも絶妙。お前がいうんかい！って言う所から想像が広がる。
結局普通な人間なんて居ないんじゃないの？って感じた。
ー今日のひと言ー
それ定量的に言ってもらえる？
