パピヨン

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のパピヨンのレビュー・感想・評価

4.2
“ウクライナ”出身のバディム·パールマン監督のホロコースト映画を 今この時代に観ていることに 感じることも多いです。
第二次世界大戦 ナイスドイツの強制収容所で ユダヤ人青年のジルは自分はペルシャ人だと偽ります。そして デタラメなペルシャ語のレッスンを行うことで生き延びているのです。方や私的な目的であり夢のため ペルシャ語のレッスンを受けるナチス将校のコッホ大尉も そんな未来を見詰めることで収容所勤務での暗部に向き合っているようです。でもそんな“ギブ&テイク”だけでは到底説明のつかない関係性のようです。
そんな二人にも戦況によるそれぞれの人生の岐路が迫ります。それは何ともショッキングであり 恐ろしくも切なくも胸に迫ります。
以前 映画会社の方から「日本人はホロコーストものが好きだから」って聞いたことがあります。日本で公開されるホロコースト映画は確かに多いし またそれだけ製作され続けていると言うことですね。我が日本国はどうでしょう?大切な使命の一つを忘れて 薄っぺらい映画を量産してませんかね。
とにかく 本作品はエンタテインメントとしても一級品です!
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