2021年5月14日
『サイモン・バーチ』 1998年制作
監督、マーク・スティーヴン・ジョンソン。
アメリカ、メイン州。グレイヴスタウン。
サイモン・バーチは12歳。身長は96cm。
生まれた時から小さく、短命だと医者に言われていたが、
小さいながらもすくすく育っている。
両親からの愛情は薄いが、親友のジョー(ジョゼフ・マゼロ)
とその母親レベッカ(アシュレイ・ジャッド)はサイモンに
親しく愛情をもって接してくれる。
父親がいないジョーだが、レベッカはベン(オリヴァー・
プラット)を恋人だと言って自宅に招待する。
私生児のジョーと、生まれながらの身体の小さい少年の
友情を描いた映画。
このサイモンがホント、いい子(^^♪
ただ、怖いものなしで言いたいことを言う分、ヒンシュクを
かったりもする。
更にいい子なのがジョー。
賢い、かわいい、優しいのは素敵なお母様に似ている。
その素敵なお母さま。
おきれいで優しい。特にサイモンにやさしい。
でも、事故で亡くなるのです。
ジョーは、母親が亡くなる原因となったサイモンを
罵ったり、怒ったりしないのがいいね。
それは「事故」と言って、気持ちの整理ができている。
その辺、驚いた。
さすが、賢いジョー。
教会での子供たちの演劇は、日曜学校教師の
ミス・リービーの配役ミス。
誰もが変だと思うような配役を何故行ったか!?
謎だ。
あたたかみのある話でした。
体が小さいからとからかったり、邪険にする人もいるけれど、
サイモンはちっとも気にせず、明るく賢い性格。
思春期のサイモンが劇の最中に、女の子のオッパイを
触ったりするなど、ユーモアもある。
大人のジョー役にジム・キャリーが出演する。
主演のイアン・マイケル・スミスさんはこの映画の為に
抜擢された、実在するモルキオ症候群の患者さんだと
Wikipediaに記載があります。
凄く自然体で演技している。立派!