あきまへん。いつ観ても、恥ずかしながら泣かされます。
先天性の難病を持って生まれたサイモン。骨格や臓器の成長は止まり、奇妙に変形していきます。しかし知能障害は無く、健常者と同じ心を備えています。
時は戦後10年。医療技術も周囲の認識も拙い時代。本来なら10年以上先に曝される大人の苛烈な反応が容赦なく降り注ぎます。それは実の親からも同様でした。
若くして多くを、自分に残された時間さえも知らざるを得なかったサイモン。然して彼には更なる試練が課されますが…。笑いあり涙ありとはこんな映画のことでしょう。あざといなんてさすがに言えません。
神(とここでは申し上げます)に愛された人達と、彼らを通して神を知り救われた人達の、心洗われるお話です。泣いても問題ない時間帯に、是非どうぞ。