かず

ドント・ルック・アップのかずのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『ドント・ルック・アップ』
宇野さん解説付きで初劇場鑑賞。

配信では観ていたけど、本当によくできている。

今改めて観ると、今の世界情勢を含め本作の先見性が際立ってすごくおもしろかった。
政治家はビッグテック企業の下僕と化し、あらゆる情勢は株価の上下に還元される。
アメリカが自国の資源を確保するために中ロインドを外したら一斉攻撃される、という展開は、今見るとゾッとする。

本作含めフィルム撮影の作品ばかり撮ってる撮影監督のリヌス・サンドグレンにも注目していきたい。最近では『No Time To Die』。

メリル・ストリープ演じる大統領の党派性の話も興味深い。アダム・マッケイ監督のインタビューによると、この大統領は、共和党と民主党、どちらとも取れるようにあえて所属政党を明示していないとのこと。その理由は、どちらの政党も同じようなものだから。

観てる間は『ネットワーク』と『博士の異常な愛情』を思い浮かべたな。
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