このレビューはネタバレを含みます
生まれた頃から病弱な主人公の両親が、主人公の健康を思ってカルト宗教にハマる。
自分のせいで両親がカルトにハマり、長女が家出したことに悩む主人公。
中3になった主人公の周りには、主人公を白い目で見る大人たち。
主人公の姉は両親に反発し家出。
叔父（母の兄）夫婦は、主人公を両親から離そうと、居候するよう説得する。
それでも、主人公は両親を愛している。周りから見るとどんなに変でヤバい奴らに見えても、主人公からすると、自分を愛する優しい親。
宗教関係の友達、それ以外の学校の友達、さまざまな価値観に触れる。
世界を多角的に見る。
それでも、主人公は両親といることを選ぶ。
しかし、その裏で、両親は何を思うか？長女から出産したと両親に電話があったらしい。
それを聞いて両親は何を思っただろうか？
なぜ、旅行中、両親は毎年共に行動してた主人公と、今年は別行動なのか？
ラスト。主人公と両親は星を見に外へ出る。
両親には見える流れ星を、主人公は見逃す。一方で、主人公に見える流れ星を、両親は見逃す。
瀬良高校は遠いな、と呟く父。見つめ合う両親。
そこには、両親の主人公を想う、愛情が垣間見える。
この旅行も、主人公を独り立ちさせるための、両親の優しさだろうか。
自由意志を否定する黒木華。ドライブマイカーの役柄と同じく、第一印象の良さとは裏腹にヤバい岡田将生。良い。
真偽不明なウワサが本作全体を支配している。
https://moviewalker.jp/news/article/1007918/p3
