●あなたにとって本とは…
○個人の古書店から、本のコレクター、作家など、本に携わる人々のドキュメンタリー
■感想
本は好きだけどミニマリストなので、本を手放して少しずつ電子書籍に移行している
そんな私には刺さりすぎる内容。
高校の時の国語の図説便覧に夏目漱石が(筆が進まなくて)鼻毛を原稿用紙に並べていた…っていうのが画像で載っていて衝撃だったけど(ほんとにキレイに並んでました)
今の作家さんがパソコンで構想を練って、パソコンで書いて、電子書籍でのみ出版したとしたら?
手書きの創作メモや、生原稿、初版本…そういったものは残らないわけで
どんどん本は消費されていくものになってしまうのかな…
今の世の中の形に合わせているということと、文化が廃れていくことのバランス
本は重くて、知識で、アートで、治療で…どうしようもなく愛おしい。そんな内容でした。
2022年2本目 123本目