Chie

ブックセラーズのChieのレビュー・感想・評価

ブックセラーズ(2019年製作の映画)
3.8
●あなたにとって本とは…

○個人の古書店から、本のコレクター、作家など、本に携わる人々のドキュメンタリー

■感想
本は好きだけどミニマリストなので、本を手放して少しずつ電子書籍に移行している

そんな私には刺さりすぎる内容。

高校の時の国語の図説便覧に夏目漱石が(筆が進まなくて)鼻毛を原稿用紙に並べていた…っていうのが画像で載っていて衝撃だったけど(ほんとにキレイに並んでました)

今の作家さんがパソコンで構想を練って、パソコンで書いて、電子書籍でのみ出版したとしたら?

手書きの創作メモや、生原稿、初版本…そういったものは残らないわけで

どんどん本は消費されていくものになってしまうのかな…

今の世の中の形に合わせているということと、文化が廃れていくことのバランス

本は重くて、知識で、アートで、治療で…どうしようもなく愛おしい。そんな内容でした。

2022年2本目 123本目
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