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街の灯のchichichiのネタバレレビュー・内容・結末

街の灯(1931年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


実は、チャップリンの作品って、なんとなくしか観たことなかったのですがみなさんの評価が高いのがよく分かりました。

恥ずかしながら、作品も"まちのひ"って読むことも、初めて知りました😅

なので、わたしが評価するのもおこがましいのですが、同じような初めての方のためにあえて書いておきますのでよろしくお願いします💦

チャールズ・チャップリン監督、脚本、製作、主演のモノクロ、サイレント作品で、ドタバタ・コメディーと切ないラブロマンスです。

世間が不景気で、服装もみすぼらしく職もなく住むところもない浮浪者のチャーリー。
職業もなく毎日、街をあちこちさすらい歩いて気ままな暮らし。
そんな彼が街角で花売りの盲目の貧しい娘に恋をする。
彼は彼女の目を治す為に、金を稼ごうと一大決心をするのだが…

前半のコメディシーンは秀逸の一言でした。
お金を稼ごうとするボクシングのシーンは、何度観てもお腹が捩れるくらいおもしろかった(笑)
わたしが説明する必要もなく、リズム感と音楽だけでこんなに笑えるなんて!

すべてのコメディーシーンにも、切なさがふんだんに散りばめれていて、笑えるのに、どこか胸をキュッとさせる演出に心奪われてしまう。

有名な浮浪者と花売りの娘の再会のシーンでわたしが思ったのは、

字幕では、"YOU"と出ますがこの一言と、ふたりの表情からどう想像するかが観る側に委ねられているそうです。
さて、このふたりはどうなったのか…

観終わった直後は、えっ?
やっぱり、ハッピーエンドだったんだ!
再会を喜んで、この手の感触は…"あなただったのね"
と思ってたのですが、

他の人のレビューを読むと、好きな人がボロボロで、"あなただったの?"という台詞にもとれる不安そうな顔にも見えるし、二人に未来はないと…
チャップリンの顔もそうなるとそんな表情にも観えてきて…

いったい、どっちなんだろ?
ご想像にお任せしますね!
ってことでいいのでしょうか?
わたしは前者の意見でハッピーエンドと思いたいのですが…

こんな余韻たっぷりで、楽しくて、キュンキュンな思いをさせてくれるこの作品の素晴らしさに感嘆しました!

名作と言われるチャップリン作品、これからも少しずつ観たいと思いますので教えてください😅
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