街の灯のネタバレレビュー・内容・結末

「街の灯」に投稿されたネタバレ・内容・結末

主人公の男性(チャップリン)はとても心が優しくて人を思いやれる人だ。

最初の登場シーンでコミカルな間抜けな人のイメージを与え、次にショーウィンドウの裸体の女性を隣にある犬の銅像を見ていると見せつつ盗み見るところとか人間味がある。
盲目の女性に会うときに車のドアを一回締めたから女性は車で来たと思ったから帰りもお釣りをもらわずに車で行ってしまったと思った。そのときに、「いや、まだここにいますよ」とかって声をかけずに静かに去ってまた帰ってきたのを見ると、なんかそれがその女性のためになるのか?って言われたら分からないけどどちらにせよ人のことを考えられる人なんだってことが伝わってきた。
それはボクシングのシーンでステージに上がるときに後ろから付いてくる補佐役?の人たちのためにゴムを引っ張って入りやすくするところとか相手の対戦相手だけじゃなくて補佐役の人とかにも握手するとことか、緊張しててそれを紛らわそうとしてたのかもしれないけどなんか礼儀正しい、ちょっと相手は戸惑うかもしれないけど悪気はなくていい人なんだろうなって思わせる、ちょっと変わった人な感じ。

なんか初めて盲目の女性に会うシーンで、映画自体はサイレントでセリフが聞こえないのに盲目の女性をメインで描くストーリーがなんかすごいなあ、って思った。なんか、オーディエンスと彼女がわかる世界は違うところが見って不思議な感覚にさせたし、それを題材にしようとしたチャップリンがすっごいなって思った。
花を落として初めてキャラクターが発した言葉として文字が映し出されるのが女性の"Did you pick it up, sir?"ってのもそのシーンに何か大きな意味的な、感情的なものを抱かせるのかもしれない。このシーンでいきなり潤んだ。
そこからチャップリンはこの女性が盲目だと気づくし、そうしたら最初のどちらの花がいいですか?の時のこっちって言ってるじゃないかみたいな少しイライラした態度じゃなくなってとても優しい目で見初めて、なるべく目が見えなくても自分の意思が伝わるように行動してあげるのとか、盲目の人に優しくしてるのがいい人、ってわけじゃなくてどんな人にも相手に自分の意思を伝えようとする心の余裕みたいな優しさが行動に出てるのがすごくこのチャップリン演じる男性を人間として好きになる。見ていて自分まで優しい気持ちになる感じ。

全体的に笑える部分ではそんなにうまくいくことそうそうないけどありえそうってところが好きだった。ボクシングでずっと審判に後ろにいるとか、それに慣れすぎて対戦相手も審判を見てて後ろにチャップリンいるの気づかないとか。
最初の方の落ちそうで落ちないのも落ちないで終わらせるのすごいなって思った。多分落ちたらそこで笑いは起こるのかもしれないけど(予測できるから笑えないってのもあるかもだけど)、落ちないことで次の展開、下から出てくるおじさんに喧嘩売るけど萎縮するみたいな、につなげるのがストーリーメイキングとしてなるほど、って思わされた。

ストーリー的に目が見えない女性のためにお金渡すけど手術したら自分の本当の姿が見えてしまう、、ってのはなんかそんなにすごいわあ、考えたこともなかったとかそういうの今までなかったわ、みたいなことじゃないし想像できるしなんならそういう話見たことあると思うけどそれでも最後涙が流れた。
この人だって、わかるのが声を聞いてじゃなくて花を渡す時の手を触った時っていうのがまたサイレント映画ならではなのかなって思う。
最後のチャップリンの嬉しそうなすごく子供っぽいけど満面の笑顔、心から純粋に嬉しいって笑顔がすごく可愛いし、その嬉しさが伝わってくる笑顔な気がする。

酔っ払いのおじさんはあんな友達のなり方もありで、一回くらい生きてるうちにあんな関係を気づいてみたいなって思う。

監督としても演者としてもチャップリンすごいなって思う作品だったし、見てよかった思う作品。
多分長い映画としては初めてのサイレントで、面白いと思えるものでよかった。次も見ようって思える。

一番最初のモニュメントの設立目的が「市民のpeace and prosperity」でそれをモニュメントで表すってところになんか風刺的な意味があるのかと感じるけどわからない。作品の中でまだ感じ取れてないことがあるのかもしれないし時代背景的なことかもしれない。

そうだ、それとお金を得て手術をして目が見えるようになった彼女は花屋を開いていた。おそらく道端でカゴから花を売っていた時よりも多くのお金を得られているだろうし生活に自由ができていると思う。
お金持ちのアルコールのおじさんがお金を使わない人だとは思わないけどそうやってお金の流れができることってこういうこと、つまり誰かの可能性を広げることなのかもしれないってすごくシンプルに、すとんとわかった気がした。
この世で一番好きな映画。

チャップリンらしくユーモアたっぷりながらも、他の作品に比べて、テーマはとてもロマンチック。

しかし最後まで美しいままでは終わらない……
人間、というものをとことん描いた、なんともいえない余韻の残る物語。
愛、その謎につつまれた、やさしくて柔らかいものの正体。それをもっともシンプルなかたちで見せてくれる孤独なおじさん。

世の中には「すてきな孤独」と「すてきじゃない孤独」があって、「自由、身軽、解放」を感じていたら、すてき。「卑屈、退屈、偏屈」を抱えていたら、すてきじゃない。孤独なおじさんが全身でそう伝えている。でもひょっとしたら、それはぼくのおもいちがいかもしれないけれど。

先に愛を探す人は「楽しく生きたい人」。先に不安を感じる人は「苦しく生きたい人」。独りって「自由でなんでもできること」。お髭のおじさんは、全身全霊でそれを伝えようとしている。ひょっとしたらすべて、ぼくのかんちがいかもしれないけれど。おもいすごしかもしれないけれど。

《人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。》

世の中には「すてきなかんちがい」と「すてきじゃないかんちがい」があって、すてきなかんちがいから生まれるのは「すてきな人生」。すてきじゃないかんちがいから生まれるのは「不安、心配、恐怖」たぶんそんなようなもの。そう、すなわち「すてきじゃない人生」。

だからぼくら、もっと大胆に、もっと盛大に「すてきなかんちがい」をしていかなきゃね。これからもこの先も。心にお髭を生やして、白い紙に「孤独」と書いて、それをすぐさま破りすて、「自由」と書き換えて、空に貼りつけて、空を見上げて。愛のように、チャップリンのように。

映画は贈りもの、わたしたちへの。いつだってぼくやあなたの役に立とうとしている。「すてきな映画を見つけるひと」ではなく「観た映画をすてきに解釈するひと」が、ぼくはすきなんだ。そして願わくば、自分もそうありたいとおもっている、きょうこのごろ。

《人生はクローズアップで見ても喜劇だし、ロングショットで見ても喜劇だ。》←友人yugeくんのすてきな口ぐせ。笑

映画よ、きょうもぼくを、うつくしくだましておくれ。
記録
ずっと観たかったチャールズ・チャップリンの映画。
観終わった後の余韻。心が温かくなります。
何よりもチャップリンのコミカルな動きに元気をもらえました。
ボクシングのシーンなんか最高ですね。
本当に素敵な映画。
Now I can see としか言わないところがいい。つまりチャップリンが見えるようになったって話じゃなくて、city lightsが見えるよってところがすんげえ良い。ただライムライトのほうがもっと好き
サイレントコメディー映画独特のちょこまかした動きが好き。

後半のボクシングシーンは有名なだけあってやっぱり面白い。

切なくすれ違った二人が無事に出会えてハッピーエンド。畳み方がすごくロマンチックでいい。
ラストシーン1分くらいでENDで終わるから、余韻がすごい。
無声の白黒なのに切なく感動した。
前半はコメディ。
ボクシングシーン、am I driving?、コーヒーカップ、ドリフの元祖、多重人格で躁鬱、石鹸、のとことかイチイチ帽子脱いだりコート脱いだりする紳士なとことか、細かい芸の解説付きで観たから、余計楽しめた。
盲目の娘に恋をし、チャールズ・チャップリンのおかげでその目が見えるようになってから再会するという、本筋は綺麗なラブストーリー。

チャップリンのまっすぐ尽くす姿には、温かさを感じる。
そんな人間味に溢れていたからこそ、最後に予想外の風貌だったにも関わらず、娘も動じずに受け入れてくれたのではないだろうか。

ただ、単に綺麗な話というだけでなく、チャップリンを中心に俳優陣のコミカルさがふんだんに盛り込まれているというベースがあって、飽きない。

特にボクシングは、リングに入る前から次々に斬新なネタが飛び出してきて、サイレントの中よくここまで引き込めるものだと感心する。

チャップリンの作品の中でも、サイレントだからこそより動作に魅せられるという度合では、トップクラスだと思う。
大名作。
音楽も。

ラストだけが観る人によって違うというのも凄いことだと思う。
自分はハッピーエンド、というかそうであってほしい。
チャップリン本人は悲恋だと言っていたようだけど、一人一人に委ねる余白を作ってくれたことに感謝したい。だからこその名作。
初のチャップリン
ボクシングのシーンが面白かった
ラストも良かったけど評価されてる程良いとは思わなかった
>|