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街の灯のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
4.0
貧しい盲目の花売り娘(ヴァージニア・チェリル)に一目惚れした浮浪者チャーリー(チャールズ・チャップリン)が、娘の目を治すために奮闘する物語。
ユーモアとペーソス一杯のコメディで、チャップリンのサイレント時代を代表する愛の名作。
原題:City Lights

トーキー映画に反対だったチャップリンは、最終的に音楽付きのサウンド版として公開、当時流行していた"ラビオテレラ"のメロディーを効果的に使っています。

花売り娘からお金持ちの紳士と勘違いされていた"浮浪者"チャーリーが、ラスト、花売り娘と再会する感動的なシーンの素晴らしさ。
チャップリンがサイレントにこだわった理由がよくわかる名場面で、涙なしには見られません。

最大のお笑いシーンは、八百長試合を持ちかけられてボクシングの試合にのぞむ場面。
命を助けた富豪が、酔っている時は気前がいいのに、酔いから覚めると人が変わりチャーリーを識別できなくなってしまうのはブラックです。
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