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街の灯のkaitoのレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
4.0
チャールズ・チャップリンが監督・脚本・主演を務めた『街の灯』は、僕にとって初めてのチャップリン映画体験だった。

『街の灯』

 まず映画の前にチャールズ・チャップリンについて感じたことは、忖度なしで彼が天才であるということ。もちろん世界的に有名で、喜劇王という名で知られてるだけありその実力は本物で、今観ても廃れることはない。中学校の時の授業で触れた程度で、しっかりと観たのは昨日が初めてだった。
 『街の灯』を観ている間、悪い心地なんて全くしなかった。言い換えれば、純粋さで満ち溢れた映画で、全く汚れてない。チャールズ・チャップリン演じるリトル・トランプは非常にコミカルな人間で、約90年前の映画のコメディが現代に通じるということを肌で感じた。ボクシングシーンの天丼は非常に面白かった。ブラックなお笑いとかではなく、何にも染まらない純粋なお笑いだった。
 あまりこう言い方はしたくないけど、笑いアリ涙アリ。ラストはまじで泣かされてしまった。こういう純粋な映画に心を掴まれる。疲れてるね最近。でも頑張ろ
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