ピーター・パン&ウェンディ
ここでもまた性別と人種の病的自由化の洗礼を受ける羽目になったよ。
私はピーターパンという物語が大好きな一人だよ。
私の家族に14歳になるヨーキーの女の子がいるが、生後45日で300gしかなかったことにより、私が名付けた名が『ティンク』だ。
本作でも、ティンカーベルのことを幾度か「ティンク」と呼ぶ場面があったが、小さくて白くて目をキラキラさせる妖精の姿が300gの小さくて可愛らしいヨーキーの女の子と重なり、そう名付けたんだ。
さて、本作だが、唐突に黒人で黒髪のティンカーベルが登場したのだが………
いや、ピーターパンがインドかパキスタンの子かね??
もはやこれは作り手側の考えすぎであろう。
このままでは、エイブラハム・リンカーンがアフリカ系になったり、キング牧師がアジア系になったり、織田信長がアイルランド系になったりしかねないよ。
もう勘弁してもらえないだろうかね。
何かを根本的に履き違えているように感じるのは私だけであろうかね。
映画の内容についてだが……
飛んでいるシーンに妙な自己主張感が漂っていたが、あれは何の真似かね……
ストーリーも面白みがなく、もはやピーターパンの映画でさえなかったよ。
ピーターパンと名乗るあの少年はいったい何者なのかね……
本作で妙に浮いていた俳優が1人だけいたよ。
ジュード・ロウ扮するフック船長だ。
彼一人だけが、見事な演技を見せてくれていたが、まともに役を演じられていたのは彼一人だけだ。
本作のタイトルにピーターパンの名とウェンディの名を並べているが、かつてのヒュー・ジャックマンと同様、主演はジュード・ロウだ。
実際、全編のうちでフックが画面中央で台詞を長々と口にする場面がどれだけ多かったであろうかね。
至る所に不備がある駄作だよ。
酷い映画だった、と述べておきたい。
映画制作者に告ぐ。
もっと素直になりたまえ。
以上だ。