6アンダーグラウンド
今日からバイクとワンコと一緒にフェリーで北海道だ。
客室内のデスクにMacBook Proを置き、予めダウンロードしておいた作品を鑑賞し、レビューを書いている。
ペットハウスに預けてあるワンコが心配だが、致し方あるまい。
少々部屋が広すぎるが、他に空いていなかったので、これも致し方あるまい。
さて、本作は、とても面白い映画だったよ。
著しいペースで凄まじいアクロバットアクションを見せてくれたよ。
それにしても、どのようにして撮影をしているのか分からない異次元の映像集になっていたことに驚いたよ。
CGを多用しているのか、特撮なのか、いずれにしても実に興味深い真新しい不思議な映像が多かったな。
私は個人的にはとても斬新な作品だと感じたよ。
ライアン・レイノルズ主演とのことで、笑わせて欲しくて鑑賞をしたのだが、その点に関しては、期待通りに彼は面白かったよ。
そして、メラニー・ロランらしき女性が戦闘アクションをこなしていたので調べてみたところ、やはりメラニー・ロラン本人だったのだが、私は彼女がアクションや戦闘シーンで凄腕の兵士役を演じている姿を初めて見たよ。
仕事として割り切っている者。
チームの仲間として命を預け合う者。
イカれた性格でチームの足を引っ張る者。
不平を漏らしつつも極限レベルに危険な役目を果たす者。
それら登場人物たちの個性も豊かで、各人がそれぞれの過去を背負いながらも、自らの生き方を貫いている姿は、見ていて気持ちが良かったよ。
ストーリーが薄かった点は残念だが、本作を鑑賞していて常に感じたことは、トム・クルーズ主演のミッション・インポッシブルシリーズと同等か、あるいはそれ以上に斬新で激しく面白いアクションを見せてくれたように感じるよ。
また、台詞が少々多過ぎるように思う。
必要最小限の台詞だけで表現をしてくれていたら、もっと深く感じる場面が増えたのではないだろうかね。
そして、とても重要なことなのだが、チームの仲間たちの役割分担が不明確だったことにより、互いが誰の何に支えられて作戦を遂行できているのか、という点も不鮮明になってしまっていたよ。
だが、ミッション・インポッシブルシリーズのような超大作映画シリーズではない作品として見れば、抜きん出てハイクオリティな映画だったと私は感じたよ。
脚本さえもう少し頑張ってくれたならば、きっとより素晴らしい映画に仕上がっていたであろうと私は思う。
実に惜しい。
実に勿体無い。