れいこいるかの二瓶ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

れいこいるか。タスケという男とイチコという女、そして二人の中に生き続けていたれいこのお話。
全編を通して不思議な没入感のある映画だった。

障碍者なのか？特撮を夢みるオレンジ男と呑み屋の爺さん方とか不快な存在がまぁいた。その描写必要？みたいな部分もある。あと姉ちゃん父さんとかって呼び合ったりはしてたけど人間関係がわかりづらかった。人情噺のようにしたかったのかもしれないけど、ユーモアがもっと、。要らない会話も多かったかも。言葉遊びをするとしたらもっと面白いのが欲しかった。

イチコはタスケと子がいながらも他の男に現を抜かし（多分これはタスケの所得に要因がある）、タスケは人を殺す。震災モノなら、震災だけがビックニュースになって、それ以外の要素は小さいものの積み重ねで構わないのだが、
それがあってなのか、二人が再開して震災を思わせる高架下を車で往く会話シーンがすごく良かった。それで大幅加点。
あとわざと映像の色彩から感じる年代感が良かったかも。
エンディングは曲名すら明かされていないが、率直な歌詞でよかった。

インディーズ映画っぽさもあった。

歳をとっていく描写もすごいな。流石撮影四年。