Kapporiya49

ザ・ビートルズ:Get BackのKapporiya49のレビュー・感想・評価

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)
2.9
長いし何度も見たくなるような内容では無いのでスコアは低め。
同じようなシーンの繰り返しではあるので何度か寝落ちしてしまったが、完走。

「ビートルズは仕事になってしまった」(ジョン レノン)

気持ち的に既に疎遠になっている4人が、30日で14曲作ってライブをする。

目的は決まってるはずなのに、4人以外のスタッフの色々な思惑も飛び交って、目的がブレる。そして、各人の腹に落ちてないから従わない。
今まで自分の職場で何度も観てきた風景のように思えた。

曲作りは行き詰まる。ポールが言わなくていい事を言い、ジョージが怒って辞める。ジョンはどこか他人事のようなことを言う。

なんとかジョージが帰って来た後、神様!仏様!ビリー プレストン様が降臨!!!
たまたま挨拶に来ただけのキーボーディストにセッションに参加してもらい、そのまま雇ってしまう。

ビリーの参加からあの曲もこの曲も、しつこく練習はするもののどんどん良くなって行くのが最高過ぎる。

西寺郷太さんはラジオでビリーの参加で全員のリズムの解像度が上がったと表現していたけど、正にそんな感覚。それからの気分がノッて来るジョンのギターも最高で、I've Got a FeelingやGet Backの演奏に結実して行く。
つーか、ジョン氏、大人しくしてるか盛大にふざけるかの差が激しい。

結局、屋外イヤだの寒くてコード抑えられないだの文句は言いつつも、ビシッとバシッとルーフトップ でのコンサートをキメる4人+ビリーで大団円。最高でした。

でも、パート1はシンドかったな。
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