たぬー

ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明けのたぬーのレビュー・感想・評価

3.8
1960年代に全米の障がい者の学生達が集まったサマーキャンプと、そこで生まれた連帯がアメリカを動かし、障がい者の権利を変えるに至ったというドキュメンタリー。
ヒッピーカルチャー全開なサマーキャンプが普通にめちゃくちゃ楽しそう。障がいがある事で人生を楽しむ事を否定されてきた当事者達にとっては本当に最高の時間だっただろう。
勇気を持ってプロテストを続けられたのはここで信頼できる仲間と巡り会えたのが原動力だと思うとグッとくる。

これはハンディキャップを持った当事者やその家族をものすごく勇気づける作品だと思うが、このサマーキャンプのような環境が今の日本で出来るかと言ったらおそらく絶対無理なんだろうな。。。
一番弱い立場の人が生きやすい社会は誰にとっても生きやすい社会になると思う。
たぬー

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