YasuhitoArai

Witchfinder General(原題)のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

Witchfinder General(原題)(1968年製作の映画)
4.3
マイケル・リーヴスの遺作。
17世紀イギリス、王党派と議会派に別れて闘われた時代。議会派の兵士である主人公は、休暇をもらって牧師をしている叔父の元にいる恋人に会いに行った。二人の時間を楽しんだ後、主人公は再び軍に合流するが、ヴィンセント・プライス演じる魔女狩り将軍マシュー・ホプキンスが、彼女のいる村へと向かい・・・という話。

魔女狩りがされている時代の話。拷問のパートがけっこう多く、女性の悲鳴が響き渡る。観ていてけっこう嫌な気持ちになって辛い。拷問の仕方がえげつなく、また魔女狩りする理由がとてつもないこじつけでヤバイ。火での処刑の仕方が凄かった。

今まで見たヴィンセント・プライスの中で一番下劣だった。悪役であるけど、いかにもな悪役でなく、慇懃無礼な感じで、それがまた嫌らしさを出していた。

復讐のために馬でさすらう主人公。ストーリーが西部劇的。馬の颯爽するシーンを横について魅せるシーンや、逃げていく羊のロングショットが良かった。

最後の復讐の仕方がえげつない。最後も女性の悲鳴で終わるエンディング。
エクスプロイテーション映画かっていうくらい、拷問、悲鳴、血が多い作品だった。
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