今日上映最終日でした
すべりこみで鑑賞
まだナチスがユダヤ人の子供までには手を出していなかった頃、取り残された孤児がフランスへ来て、やがてフランスも支配下となり、今度はスイスへ逃げる
それを手助けしたパントマイマーマルセルの話です
以下少しネタバレ含みます
鑑賞してみて
復讐に自分の命を使うより、1人でも命を繋ごうとエマを説得したり、「やってみないとわからない」と危険を承知であきらめないマルセルの姿には感動しました
殺し方は相変わらず人間扱いされていなくてしんどいです
冒頭からショッキングですしね
けれどこの冒頭から出てくる女の子がよいのです
両親の死を乗り越えた強さ、優しさがあって列車でエマに話しかけるところがとてもよかった
縞模様のパジャマでもそうだったので思い出しましたが、親衛隊大尉とか偉い人の奥さんって、自分の夫が何やってるのか知らないのよね
ユダヤ人をガス室で殺す命令したり
司祭を拘束して拷問したり
自らの手で銃殺したり
こんな仕事してるなんて思ってもみない
家では優しいパパをやってるからなぁ
たとえ家庭を守るための仕事だとしても
仕事だからって人殺せるもんなのだろうか？
ヒトラーに洗脳されてユダヤ人滅亡させたくなっているのだろうけど、だいたい映画に出てくる大尉とかって自分の意思で人殺しを楽しんでいるようにも見える
だから捨て駒とはいえ、ちゃんと罪を償い、罰せられる必要があるのだと思いました(もちろん嫌々従ってたとしても許される行為ではないけど)
パントマイムのクオリティが低くてそこが残念だったかなぁ…
