2ヶ月間、小松菜奈を預かって何もするなと。酷だわ〜(笑)
でも2ヶ月間、小松菜奈とデートできて給料まで出る。やっぱ、これはすごいわ。このバイト募集したら倍率何千倍? いや何万倍か?
超潔癖症の男「高坂」(林遣都)と、視線恐怖症の女「ひじり」(小松菜奈)の前途多難なラブストーリー。
おー、今はなきヴィーナスフォート!
小松菜奈って自転車の後ろに乗るシーンよくあるな〜。
こいつら毎回ヴィーナスフォートか? 高くつくな〜。だいたい、車もないのに、どうやってお台場まで行くのよ。まあ、いいけどね。
人に恋心を起こさせるのは脳内に寄生した「虫」のせいだとする設定。恋だけでなく、高坂の潔癖症も、ひじりの恐怖症も、ADHDなども、全てこの「虫」のせいだと言う。
昨今、恋心を引き起こすのは脳内の「オキシトシン」という化学物質だと言われるようになったが、本作の虫はこのオキシトシンのようなものの比喩か?
「虫」が寄生した人間は恋に狂って正常な判断が出来なくなるから治療しなければ、というのが作中での描かれ方だが、恋した人間が激情に駆られるのはある意味事実。
「虫」がいるからとか、「虫」を取り除いたからとかではなく、本作は結局「恋」は一過性の熱病なのか(?)、終生続く愛もあるのか(?)という、いわば永遠の命題をポップに描いているのだろう。
高坂とひじりのデートの時にかかる、穏やかな音楽がいい。
マスク越しのキス。印象的なシーンだったな〜。コロナ禍でこれやってるカップルいそう(笑)。
ラストシーン、2人が見つめたクリスマスツリー。今はなきヴィーナスフォートでデートしたことのある人は永久保存版の映画だ。