小学生低学年ぐらいがターゲットの科学漫画原作の中編作品なので、真剣につっ込むのも大人気ないのだが・・・・・・
これを子供に見せていいのか?と心配になってしまう。
体内の描写があまりにファンタジー。「インナースペース」の方がまだましってレベル。
ヒポクラテス号のスケールがむちゃくちゃ。
赤血球とだいたい同じだったから8μmぐらいか。
身体の中を自由自在に飛び回っていたけど、例えば目から腫瘍の場所まで15cmとすると、ヒポクラテス号を19000台並べた距離。ヒポクラテス号を5mとすると95kmの距離だぞ。
あまりにいい加減なので監督を非難しようと思ったが、調べてみると原作に忠実なようで、責任は原作にあるようだ。
他の映画からのパクリシーンも多くオリジナリティが無い。
む?朝日新聞出版・・・・・・・原作出版アイセウム社(韓国)・・・・・あ、さっし・・・
既存の物をごちゃ混ぜにして子供向けのアドベンチャーにしただけって作品。
これを子供に見せるぐらいなら、「ミクロの決死圏」の方がためになる。
余談。
竹中直人は大好きな役者さんだが、絵と声が合ってなかったな~。ケイ役の石田彰は渚カヲルにしか聞えなかったし。