暴力と破滅の運び手

トスカーナの小さな修道院の暴力と破滅の運び手のレビュー・感想・評価

トスカーナの小さな修道院(1988年製作の映画)
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シネマテーク・フランセーズのオンライン・コレクションで鑑賞。
https://www.cinematheque.fr/henri/

豚の精肉描写(血まみれ、断面あり)なので苦手な人は注意した方がいいかも。
1日目はトスカーナ地方の小さな僧院で僧侶が祈ったりご飯食べたりするのと地元の人がオリーブ収穫して油にしたりワイン絞ったり家畜を精肉したり洗濯したりするのが交互に映る。2日目はイノシシ狩りから始まり、日曜礼拝と街の人たちの火祭り(何なんだろうこれ……冬っぽいけどクリスマスとかイースターじゃなさそうなんだよな)が映される。3日目はまた僧侶が蔵書(グレゴリオ聖歌?)を修復したりするのと地元の人が野良仕事するのが交互に映る。
僧侶の朗唱と地元の人のカンツォーネが入り混じり、鐘や祭りの音は人の家に入り込む。よく出来たドキュメンタリーだと思う。