あーぁ

タイムリミット 見知らぬ影のあーぁのレビュー・感想・評価

3.4
イライラとハラハラとヒヤヒヤの三重奏。
座席の下には爆弾。後部座席には娘と重傷の息子。座席から離れれば爆発という極限の状況化で正体不明の謎の爆弾魔から逃れられるんか?


カット/オフ、パンドラムのクリスティアン・アルヴァルト監督作ということで、まぢこの監督の作品今のところハズレ無しで来てるんですが今回はスペイン映画『暴走車』のリメイクらしいですがすこぶる面白かったです〜

ダメ夫の主人公が突然何者かにターゲットにされ、爆弾乗せたまま一歩も身動き取れないまんま、町を奔走しながら正午までに犯人の要求を飲まなければ家族もろともお陀仏。

息子は重傷の怪我負うわ、会社は解雇されるわ、嫁には不倫されるわ、何故か上手いこと犯人に仕立て上げられるわ、でつくづくすぐるダメ亭主が次第に家族を見つめ直してく家族の再生物語として見ても実に熱いものがありましたね。

そんでラストで娘がかます一発ビンタにめちゃ爽快になれる一作ね!

もうほんと娘ができた娘過ぎてこの娘が居らんかったら、と思うとほんと子供は良いもんですなぁ
あの娘の行動にまぢ泣かされました、のんで冒頭の三重奏に''シクシク''も追加という事で四重奏ということに訂正しておきますね(・∀・)

ただまぁちょっと犯人の計画とか警察のポンコツ具合にも雑さが見えましたけど、何故か面白いほど自ら助かる運を潰しに行ってるかの様な展開の連続にあのタイのポンコツワニホラー『ザ・プール』を彷彿とさせましたなぁ、

多分犯人の方もそこまで周到に考えてないのに主人公が自ら不運積み重ねて行くんが逆に都合良過ぎて馬鹿で良いですねぇ。
警官も主人公の兄と犯人間違えるとか致命的過ぎやろ!笑

どうしたら間違えんねん!笑

しかしながらこの手のシュチュエーションスリラーではなかなか面白かったんですが、ただラストは不倫してたくせにのうのうと、、、と思ってしまったわここだけの話。
あーぁ

あーぁ